甲子園にコールドがない理由は?3つ考察!過去の大差試合も紹介

2022年も夏の高校野球の甲子園大会が始まりました!

8月14日には大阪代表の大阪桐蔭高校が、埼玉代表の聖望学園高校に19対0の圧勝勝ち。

あまりの点差ですが、甲子園にはコールドゲームのルールはありません

この記事では、

  • 甲子園にコールドゲームがない理由
  • 過去に点差が大きく開いた甲子園の試合は?

について、詳しく解説していきます。

甲子園にコールドがない理由は?

甲子園にコールドゲームがない理由を、早速見ていきましょう。

結論、

  • 甲子園では試合数が限られているため
  • 各都道府県の地方代表を勝ち上がってきている
  • 最後まで戦い抜くという根性論

という3つの理由があると言われています。

高校野球特別規則には「甲子園で開催される全国大会、地方予選の決勝戦ではコールドゲームを適用しない」という内容が掲載されていますが、明確な理由は記載されていません。

考察しながら詳しく見ていきましょう。

甲子園では試合数が限られている

まず一つ目。

甲子園は試合数が限られている、というものです。

甲子園では、試合時間も延長戦が立て続きに発生しない限り、一日4試合はこなせるため大差が付いたとしてもスムーズに試合進行ができるという背景があります。

また、甲子園の大会ではナイターの試合も適用されます。

一方、地方大会ではトーナメント制で試合数が多く、スムーズに処理していく必要があります。

地方大会では力の差が大きく偏ったチーム通しの対戦もあるため、一方的になる試合もありますね。

各地方大会では、コールドゲームの規定として

  • 5回で10点差
  • 7回で7点差

というルールがあります。

ちなみに地方大会予選の決勝戦では、コールドゲームはありません。

2022年の高校野球地方大会の大差試合では、千葉大会・2回戦で千葉学芸が82対0でわせがくに勝利。

過去の高校野球の大差試合では、1998年の青森大会で東奥義塾が深浦に122対0で勝利した記録があります。

この場合は、さすがにコールドにせざるを得ませんね…。

この猛暑の中、勝っているチームも疲れそうです。

各都道府県の地方代表を勝ち上がってきている

甲子園に出場するチームは、各都道府県の代表。

激戦を勝ち上がってきたチームであれば、たとえ点差が開いていても逆転できる可能性がある…

という前提から、このようなルールが定められているとも言われています。

点差が開いて負けているチームが徐々に詰め寄っていく…

そんな展開が変わるのも、コールドがない甲子園での醍醐味ではありますよね!

過去には雨天コールドゲームがありましたが、2022年春にそのルールは撤廃され、翌日以降に特別継続試合として最終回まで試合が行われます。

根性論も後押し?

高校野球はプロと違って勝敗だけの目的ではないという見方もあります。

どんなに点差がついても、決して諦めずにチーム全員で9回を戦い抜く…。

そのような根性論も後押しになっているのではとも言われています。

一方で、この猛暑の中で長時間一方的に攻められた状態なのも気力・体力的にも相当辛いはずですよね。

グランドに出ている以上、選手や応援する方々も一生懸命戦っているはずです。

それよりも、健康上の問題も考慮したほうが良いのでは…との思いもあります。

甲子園の過去の大差ゲームは?

次に、高校野球の甲子園大会での過去の大差試合を見ていきましょう。

春の甲子園大会

最も大差となった試合は1937年第14回大会の滝川中vs浦和中です。

この試合では27対0という数字が記録されています!
27点差ってとんでもない点差ですね…。

戦前の大会なので、使用する道具や選手のコンディションにも大きく差がありそうですね。

夏の甲子園大会

夏の甲子園大会では、1985年第67回大会のPL学園 対 東海大山形戦が最も大差がついた試合となっています。

この試合では29対7で22点差というスコアが記録されました。

この時のPL学園はあの清原和博氏を擁し黄金期と言われていた時代です。

いかに強力な打線だったかがわかりますね。

もし点差が大きく広がったとしても、選手たちには諦めずに戦い抜いてもらいたいですね。

ただ、熱中症には十分気を付けてもらいたいものです。

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