2022年の夏の高校野球甲子園大会。準々決勝では、優勝候補の大阪桐蔭を撃破した下関国際高校に注目が集まっています!
なんでも、下関国際高校は「かき氷国際」と言われているとか。
理由は坂原秀尚(さかはら ひでなお)監督が、「うちはかき氷を食べるのを許さない!」という発言が過去にあったからみたいですね。
どういうことか?詳しく解説していきます!
下関国際がなぜ「かき氷国際」と言われる?
下関国際がなぜ「かき氷国際」言われるのか、見ていきましょう。
理由は冒頭でも記載の通り、坂原秀尚監督の発言にあります。

下関国際高校が2017年の夏の甲子園に出場した際のこと。
「三本松高校の選手がかき氷を食べていたが、うちは許さないぞ」
という、インタビューがあったからなんです。
「三本松さんの選手、甲子園(球場)でカキ氷食ってましたよ。うちは許さんぞと(笑い)。僕らは水です。炭酸もダメ。飲んでいいのは水、牛乳、果汁100%ジュース、スポーツドリンクだけ。
日刊ゲンダイ
インタビュー記事では、(笑い)が付いていますので、恐らく冗談のつもりで言った可能性が高いですが、ネットではこれが話題に…!
- 水はいいのにかき氷はダメなのかよ!
- 昭和の環境で、下関国際は厳しいんだな…
と、突っ込みたくなるような発言から盛り上がりを見せました。
また、三本松高校(香川県)を少し批判するような感じにも捉えられてしまい、当時は若干炎上にもなりました。
以降、下関国際高校は転じて「かき氷国際」と言われるようになったようですね。
2017年の発言から5年が経過し未だにネタにされていますが、大阪桐蔭を撃破した下関国際高校の強さは本物と言ってもいいでしょう。
かき氷発言をした坂原秀尚監督ですが、
「これは絶対本気で言っているぞ」
とも言われてている、坂原秀尚監督の厳しい発言は他にもあります。
次に紹介していきます。
下関国際はかき氷だけじゃない厳しさ!
坂原秀尚監督の、「この人は厳しい」と思われるような発言やエピソードをいくつか紹介します。
文武両道は2流
坂原秀尚監督は「文武両道は2流」というような発言をしています。
- 文武両道の響きはいいが、逃げているだけ
- 東大を目指す子が2時間の勉強で受からない。10時間勉強しても足りないのに
- 野球と勉学の両立は無理
と述べていました。
僕ね、『文武両道』って言葉が大嫌いなんですよね。あり得ない
日刊ゲンダイ
下関国際高校は監督のこの発言から、野球に全振りしていているのが伺えますね…!
賛否両論がありますが、坂原秀尚監督から強い意志が感じられます。
携帯電話は入部時に解約
下関国際高校ならではのエピソードでは、携帯電話は入部時に解約させられるようです。
これもほぼ強制的に野球に全て集中するような環境を物語っていますよね。
携帯電話を持ち込めないということなので、リアルな実態は詳細不明となっています。
部員が逃げて最後は1人になった
坂原秀尚監督が下関国際高校に赴任したのは、2005年の頃。
就任前の下関国際高校野球部は荒れ放題だったようで、
- 部員の集団万引が発覚
- 山口大会の抽選会直前で出場停止処分になる
- 道具やグランド整備もまともに出来ない
など、ひどい状態だったと言います。
坂原秀尚監督の厳しい指導の下、部員が次々に辞めて1人になったこともあるようです。
野球がうまい下手のレベルじゃない。マナーを教えると、面倒くさがって辞めていく
日刊ゲンダイ
そして毎年逃げ出す部員がいるのだとか…。
かなり厳しい環境であることを物語っていますよね。
ここから甲子園に出場することになるなんて、まさにリアル「ルーキーズ」です…!
下関国際高校からはプロ野球選手も輩出していますので、時間を掛けて実ったということにもなります。
荒れた野球部から甲子園出場。そして優勝候補を打ち破るまでのチームに仕上げた坂原秀尚監督。
「かき氷」発言には他のチームをライバル視し、一線を画してのし上がってきた反骨エピソードが凝縮されているように感じます。
そこに付いてきた選手たちは凄すぎます…!
大阪桐蔭を破った下関国際高校は甲子園優勝も期待され、坂原秀尚監督の発言や下関国際高校のエピソードにも一層注目が集まりそうですね!
こちらの関連記事もどうぞ▼